禁止カード・コンビネーション制限カードの追加について


アンジュ・ヴィエルジュ プロデューサーの荒井です。

本日、公式サイトにて新たな禁止カードとコンビネーション制限カードの追加を発表いたしました。まずはプレイヤーの皆様、ならびにお取扱店様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
該当記事の「適用理由」に、今回の改定を行った理由について記載しておりますので、ご一読をお願いします。本日のブログでは、そこでは書き切れなかった各カード個別の選定理由について補足としてご説明したいと思います。

まず前提といたしまして、禁止カードや制限カード、そしてコンビネーション制限カードは、デッキの固定化を避けゲーム環境をより健全化することを目的としております。これを適用することにより、既にアンジュを遊んでいる皆様はより多様なカード・デッキを用いた対戦を楽しむことができ、そしてこれから生まれる新規プレイヤーの方々はより大会に参加しやすくなるだろうという考えがあります。
本来であれば禁止や制限はないに越したことはなく、またいたずらに増やすことも望ましくありませんが、そのような意図を持って追加していると、ご理解いただければ幸いです。

さて、今回の禁止カードおよびコンビネーション制限カードは、紗夜デッキに偏った環境の固定化を回避するのが目的であります。
数ある紗夜デッキのパーツの中でも、なぜ「永遠の後輩 佐久良舞衣菜」「希望の光 東条遥」を禁止という判断に至ったか、そして4種のコンビ制限をなぜ追加したか、その理由は以下の通りです。

<禁止カードについて>
・永遠の後輩 佐久良舞衣菜
9割以上の紗夜デッキで4積みされており、必須パーツ化しているフレームカードです。
このカードの強みは「手札を安定させる」効果が極めて高いことにあります。
紗夜デッキはプログレスカードにもサーチや山札の上を見るカードが多く、自然と手札の質は高まっていきますが、1ターン目から制限なく使えるこのカードの存在によって、サーチの対象にならない「スクランブル・フォーメーション」など影響力の高いアクションへのアクセス率が極めて高くなっています。
紗夜デッキの最大の長所である「安定性」を大きく伸ばすこのカードの与える影響を鑑み、禁止カードが適正と判断いたしました。

・希望の光 東条遥
9割以上の紗夜デッキで2枚程度採用されており、中~終盤のアタッカーの役割を果たしています。紗夜デッキはアウェイクから何度もアタックを仕掛けてくるデッキですが、通常のバトルによるダメージであれば、受ける側も取れる対抗策は少なからず存在します。
ですが、このカードはバトルではなく効果によって「ダメージゾーンに置く」形でダメージを上乗せできるため、それらの対策をすり抜けていくことができ、紗夜デッキをよりスキのないものにしています。
この「攻めの多様性」がデッキのフィニッシュ力を大幅に上げていることから、禁止カードが適正と判断いたしました。なお、「蒼月紗夜 シュートルミナス」でのサーチが容易なため、仮に制限カードとしても効果が薄いことを補足しておきます。

<コンビネーション制限カードについて>
禁止カード2種に加えて、さらにコンビネーション制限カードを追加したのは、紗夜デッキだけでなく美海デッキも含めた青系のデッキ全般が、他の色に比べて俗に「足回り」と呼ばれる序盤の動きの安定性が一段階高いことが理由です。これらのカードが共存できることが、環境全体が青に偏っている一因であると考え、禁止ではないまでもコンビネーション制限が必要と判断いたしました。

・新生徒会長 日向美海
美海デッキ用のカードですが、「紗夜&美海」のダブルネームを持つカードとのシナジーを狙って紗夜デッキにも1~2枚高確率で採用されており、「学園祭 蒼月紗夜」と共存することによって序盤の展開力を大きく高めています。

・学園祭 蒼月紗夜
条件によってレベルが上がるレベル1のカードですが「御影葵 刹那錬成」によってほぼ確実に条件を満たせるようになり、早いターンに「奔る閃光 蒼月紗夜」に繋げることによって高い安定性を得られるようになっています。

・御影葵 刹那錬成
「学園祭 蒼月紗夜」とのシナジーはもちろんですが、山札の消費が早い青いデッキにおいては「2枚削る」という行為自体にもリメイクを早めるという大きな意味を持ちます。

・異能相殺パラディウム
このカードのみ序盤の足回り用カードではないですが、元々防御力の高い青いデッキがこのカードを採用することで、それがさらに顕著になっています。青のカード全般と、コンビで採用しない方が望ましいと判断しました。

<その他のカードについて>
・波の女神 リューネ
紗夜デッキではなくエルエルデッキでの採用実績があるカードですが、このタイミングで合わせて禁止させていただきました。
このカードとメインフェイズの「絆を紡ぐ翼 エルエル」のリンクを合わせることによって一方的な退却状態にするのは「穢れなき轟槌 エクスシア」の頃から存在したコンボではありますが、現在の環境からするとゲームバランスを壊す危険性があります。
紗夜デッキほど実績を残しているものではありませんが、ゲームの健全化のため禁止とさせていただきました。

・リザレクト・ソング
制限カードを解除しております。
従来は数あるアクションの中でも屈指のパワーカードといえる存在でしたが、「スクランブル・フォーメーション」や「短期集中ブートキャンプ」といった同系統のアクションが各色に存在していることもあり、以前ほど絶対的な存在ではなくなっています。
現在のカードプールであれば、複数枚デッキに入ってもさほど影響はないとの判断から、制限を解除いたしました。

本制限は12月1日より適用されます。12月からの「フェスティバル」など各種イベントにおいては、より多様なデッキが活躍できるよう調整された環境で、アンジュを楽しんで頂ければと思います。

それでは、今後もアンジュ・ヴィエルジュをどうぞよろしくお願いいたします。

6月30日からのルール変更について


プロデューサーの荒井です。

本日、6月30日は「スターターデッキ」5種の発売です!既にお買い求めいただいた方もいるかもしれません。皆様ありがとうございます。

このスターターデッキからは、新システム「エクシード」が追加されるのはすでにお伝えしている通りです。
そして、それと同時に従来のルールから、いくつか変更が生じております。「手札の枚数変更」などは見ての通りなのですが、いくつか実際のカードを例に挙げたほうがわかりやすいものもありますので、今回はそのあたりの細かいルール変更を詳しく解説していきたいと思います。

———————

■条件のある自動型能力の処理の変更
「~なら」や「~いたら」といった自動型能力の条件は、従来は誘発時にのみチェックし、解決時に条件を満たしていなくてもそのまま解決されるという処理でした。これを解決時にのみチェックするという処理に変更します。
そのため、複数の自動型能力が誘発し、そのタイミングでは条件を満たしていないが他の能力を解決した結果、解決時に条件を満たした場合は、その能力は通常通り解決します。
逆に、誘発したタイミングでは条件を満たしているが、他の能力を解決した結果、解決時に条件を満たさなくなった場合、何も起こりません。

例:「希望の光 東条遥」がプログレスゾーンにある状態で「マジカルブルーム 高峰さくら」のクロスリンクが成功し、プログレスが2枚アウェイクした。この時、相手のダメージは5枚ある。遥の自動型能力によって相手のダメージに置ける枚数は何枚か。

 

旧ルール:2枚置ける
新ルール:1枚置ける

詳細な処理順は以下の通りです。
【1】プログレスAとBがそれぞれアウェイクし、遥の自動型能力が2回誘発する(遥A、遥B)
【2】誘発済の自動型能力の中から遥Aを解決し、ダメージを1枚置く(合計ダメージ6に)
【3】誘発済の自動型能力の中から遥Bを解決し、ダメージを1枚置く(合計ダメージ7に)

旧ルールでは、自動型能力の条件(遥でいうと「相手のダメージが5枚以下なら」)は誘発時、すなわち【1】のタイミングでのみチェックしていました。そのため、【3】の解決時にはダメージが6枚になっていても、そのままダメージを置くことができました。

新ルールですと、このチェックのタイミングが「解決時」になります。つまり、【2】と【3】のタイミング両方で条件をチェックするということです。【2】の時点ではまだダメージが5のため1枚置けますが、【3】の時点ではダメージが6になっており条件を満たさないため、何も起こりません。

詳細な処理順を書くと、
【1】プログレスAとBがそれぞれアウェイクし、遥の自動型能力が2回誘発する(遥A、遥B)
【2】誘発済の自動型能力の中から遥Aを解決し、ダメージを1枚置く(合計ダメージ6に)
【3】誘発済の自動型能力の中から遥Bを解決しようとするが、「ダメージが5枚以下なら」という条件を満たせないため、何も起こらない(ダメージは6のまま)

となります。

———————

■リンクの値が決定するタイミングの変更
従来のルールでは、自動型能力のリンクの値は誘発した時点で決定するという処理でした。これを解決時に決定するという処理に変更します。

例:「初めての海 シルト・リーヴェリンゲン」と「黒き夜の奇跡 イレーネス」がプログレスゾーンにある状態でアタックフェイズを迎えた。シルトの自動型能力でイレーネスを選んだ場合、イレーネスのアタックフェイズ開始時のリンクはプラスされるか。

 

旧ルール:増えない
新ルール:増える

詳細な処理順は、「アタックフェイズ開始時」のタイミングでシルトの自動型能力とイレーネスのリンクが両方誘発し、それを好きな順番で解決するというものです。ここでまずシルトから解決してイレーネスを選んだとしても、既にイレーネスのリンクは「誘発した時点」での数字で固定されているため、リンク5のままでした(リンクステップでのリンクは増えます)。
新ルールではリンクの数字は解決時のものを参照します。そのため、先にシルトの自動型能力という順番で解決を行った場合は、イレーネスのアタックフェイズ開始時のリンクは+3されます。

———————

■プログレスゾーンに効果によってプログレスが置かれる際の処理順の変更
カードの効果によってプログレスAのいるプログレスゾーンにプログレスBが置かれる際は、プログレスBが置かれたあとにプログレスAが捨札に置かれるという処理順でした。 これをプログレスAが捨札に置かれてから、プログレスBがプログレスゾーンに置かれるという順番に変更します。

例:「麗しの狙撃手 コードΩラウラ」の登場時リンクが成功し、プログレスAを「輝きの可能性 日向美海」のいるプログレスゾーンに置いた。美海の自動型能力で1枚引くことはできるか。

 

旧ルール:引ける
新ルール:引けない

これまでのルールですと、美海のいるプログレスゾーンにプログレスAが置かれ、一時的にプログレス2枚が重なっている状態になり、その後美海が捨札に置かれるという処理でした。そのため、プログレスAが「登場した時」にはまだ美海はプログレスゾーンにあり、自動型能力も誘発するというものでした。
このような場合、今後は美海が捨札に置かれてから、プログレスAが登場するという順番になります。そのため、自動型能力も誘発しません。

———————

以上、変更点について代表的なカードも交えて解説いたしました。
ここで紹介したもの以外でも「この場合はどうなんだろう?」といった疑問がありましたら、公式サイトのお問い合わせフォームよりお問い合わせください!

アップデート ビフォー・アフター


プロデューサーの荒井です。

基本的に週イチ更新のこのブログですが、今週2回目の登場となりました。
大型商品の発売前、しかもシステムのアップデートもありということでお話したいことも多いのです。

さて本日は、昨日のアンジュヴィエ生EXで紹介した新スターター&ブースターの情報をおさらいします。
タイムシフトでご覧いただくのが一番手っ取り早いのですが、予約し忘れちゃったりプレミアム会員でない方もいるかと思いますのでこちらでも。

■ブースターパック「たった一つの願い」の封入率について

・1BOXから出てくるSRが1枚増えるよ!
・EXR(エクシードレア)はコモン枠から出てくるよ!

2行でまとめるとこういうことです。
EXRが追加され、全体的な種類数も100種→140種と増えたので、集めるのが大変にならないように調整しました。EXRが出る場合はレア以上が2枚の当たりパックになりますので、パック開封のワクワク感も是非楽しんでいただければと思います。

—————-

■カードデザインやカードテキストの変更について

ちょうどいいタイミングなのでちょこちょこ変えてみました。

※画像は開発中のものです。予告なく変更される場合があります

【1】カードテキストの書式変更
11章までやってきて、カードテキストのバリエーションもかなり豊富になってきました。その影響でテキストが長いカードも増え、せっかくのイラストのスペースを圧迫したり、初見の方には読むのが大変な文章になってしまっていたのも事実です。
それを解消すべく、書式を変更してカードの挙動に影響を与えない範囲でテキストの短縮を行うことにしました。

B12-014

代表的なところとしては、リンク表記の変更です。
考えてみたらほとんどのカードのリンクは「リンクステップ開始時」なので、思い切ってその部分を取ってしまうことにしました。

(BEFORE)
[自]リンク‐リンクステップ開始時[リンク6‐ΩΩΩ]


(AFTER)
[自][リンク6‐ΩΩΩ]

つまり、特にタイミングが指定されていないリンクはすべて「リンクステップ開始時」とルールで定めて、テキスト上では省略したということです。「メインフェイズ」や「登場した時」など、それ以外のタイミングで起動・誘発するリンクのみテキスト内に記述されることになります。
この変更によって、シンプルなリンクは1行でおさまるようになりました。なんということでしょう、このスッキリ感!

B12-036

このカードはかなり書式変更の影響を受けています。

(BEFORE)
カード名に「ソフィーナ」を含むプログレス


(AFTER)
《ソフィーナ》

キャラ名参照カードで頻出する表現なのですが、文中に何度も出てくるとちょっとしつこさがあるので《 》で表現することにしました。なお、以前にも使われていた「 」はカード名のフルネーム、《 》はカード名の一部を指すという風に使い分けます。
「未来の魔女王 ソフィーナ」と書かれていれば完全に名称が一致したカードを、《ソフィーナ》と書いてあればカード名の一部にソフィーナと書かれているカードを指すわけです。

(BEFORE)
あなたの山札を見てプログレスを1枚まで選んで公開し、手札に加え、その山札をシャッフルする。

(AFTER)
あなたの山札を見てプログレスを1枚まで選んでサーチし、手札に加える。

これもアンジュでは多くのカードが持っている能力です。「サーチ」というのは俗語ではありますが広く浸透している言葉のため、「公開して、その後山札をシャッフル」という行為を「サーチ」という一言にまとめることにしました。

新旧の書式を並べてみるとこれだけ文字数が減っています。

(BEFORE)
このターンの間に他のあなたのカード名に「ソフィーナ」を含むプログレスが登場していたら、あなたの山札を見てカード名に「ソフィーナ」を含むプログレスを1枚まで選んで公開し、手札に加え、その山札をシャッフルし、あなたの手札を1枚選び、捨てる。あなたのチャージが2枚以下なら、あなたのエクシードデッキの裏向きのカードを1枚選び、表にする。

(AFTER)
このターンの間に他のあなたの《ソフィーナ》が登場していたら、あなたの山札を見て《ソフィーナ》を1枚まで選んでサーチし、手札に加え、あなたの手札を1枚選び、捨てる。あなたのチャージが2枚以下なら、あなたのエクシードデッキの裏向きのカードを1枚選び、表にする。

なんということでしょうこのスッキリ感!

このあたりの表記ルールはスターターデッキに同梱されるルールブックでちゃんと説明してありますのでご安心ください。

【2】カード下部の枠のデザイン変更
ちょっとだけ下に下げて、イラスト面積が大きく取れるようにしました。あと色を示すアイコンが追加されたり、フレーバーの位置が変わったりしています。

—————-

■エクシードカードによってデッキ構築がわかりやすく!

S10-009

「条件」のところを見ればわかるように、このエクシードカードはアルマリア単で使ってね、というものです。
このように、多くのエクシードカードにはそれを使うための条件が設定されています。つまり、そのエクシードを使おうとすると自然とデッキ内のプログレスカードも決まっていく…つまり、エクシードがデッキ構築の指針になるということです。
これまでのアンジュのデッキ構築は自由度が極めて高く、それは大きな魅力のひとつだったのですが、一方で自由すぎてなかなかデッキが組みにくい側面もありました。このタイミングは新規αドライバーの方が来てくれるタイミングなので、もう少しデッキを組みやすくしようと考え、エクシードからデッキの完成形がわかりやすく見えるような形にしました。

—————-

というのが主な変更点です。
そして、新スターターとブースターの「今日のカード」の公開が週明けの5月16日からいよいよスタートします!まだ見ぬ新環境の新カード、楽しみにお待ちください!

あ、その前に5月15日にはアニメのニコ生もあります!L.I.N.K.s全員集合でお届けしますのでこちらも要チェックですよ!